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依頼前の状況

ご相談者様の父が唯一残した遺産は、実家の土地と建物でした。誰も住んではいない空き家でしたが、その取り扱いで話し合いが前に進まず、ご相談に来られました。
依頼内容



話し合いで問題となったのは、老朽化した実家を事前に解体するかどうかという点で、高額な解体費用を捻出できるような状況にはないとのお悩みにより、ご相談を頂きました。
対応と結果



遺産分割の調停を申し立て後、建物の取り扱いについて協議を行いました。
話し合いは平行線であったため、家庭裁判所の審判により、建物自体を解体することなく、土地と建物を一括して競売にかけ、その代金を法律上の持分に応じて公平に分配をするとの内容で解決が図られました。
その後は無事、土地と建物の競売が完了し、各相続人が約700万円の代金を相続することができました。