相談に至った経緯
今回の依頼者は、自分で遺産分割の調停を進めていましたが、相手側の代理人が遺産分割に詳しくなかったため、無理な要求が多く、調停がうまく進みませんでした。
申立から1年経っても解決の見通しが立たず、依頼者は不安になり、当事務所に相談に来ました。
ご依頼者様が抱えていた問題
依頼者は那覇市内の実家の土地と建物を親から相続しましたが、兄弟4人で争いになりました。
依頼者側は3人、相手側は1人でした。
法律では依頼者側が4分の3を持つべきですが、相手側は実家に住んでおり、土地と建物を自分のものにしたいと主張していました。土地と建物の評価や、相手側の無理な要求で調停が難航していました。
弁護士の対応
弁護士は土地と建物の正しい価値を評価し、相手側に現金で代わりに支払うことを提案しました。
また、無理な要求については、調停委員会を通じて現実的な解決策を示し、相手側にも納得してもらいました。
結果
当初は低い評価で進みそうだった土地建物は、時価評価の実施により高額な評価となり、相談者は800万円分の土地建物を取得することができました。
また、審判に移行せず、紛糾していた調停をまとめ上げることができました。