依頼者の情報
- 年齢:80歳以上女性
相談に至った経緯
ご依頼者様の夫が亡くなり、彼が残した土地や建物の相続について相談を受けました。
ご依頼者様にはお子様がいらっしゃらなかったため、夫の兄との間で相続の争いが発生しました。
相続財産には、ご依頼者様が寄与することで生まれたものも多く含まれていたため、ご依頼者様は夫の兄に相続財産を渡したくないと感じていました。
弁護士の対応
遺産分割協議の初期段階では、相手方は相続放棄を表明していました。
しかし、突然相続財産を要求するようになったため、話し合いでは解決が難しいと判断し、調停を申請することになりました。
当事務所では、早期に相続財産の額を算定し、ご依頼者様と共に支払いの準備を進めました。
その結果、調停において相手方に法定相続分である4分の1の相続財産を渡す提案を行い、揉めることなく受け入れられたため、遺産分割を進めることができました。
結果
ご相談から半年で事件を解決することができ、獲得できた相続財産は1500万円以上となりました。
担当弁護士の所感・事件のポイント
通常、相続事件を解決する際には、弁護士が代理人として遺産分割協議を行うことで早期解決が可能です。
しかし、今回は相手方との交渉が難しいと判断したため、第三者が介在する裁判所(調停)に判断を委ねる方針を取りました。この方針が早期解決につながりました。
また、当事務所の提案内容が現実的で、調停・審判で認められるものであったため、円滑に解決まで進めることができました。