相続調査

相続人・財産調査に関するお悩み

他の相続人が通帳など財産の全容を把握しているはずなのに、教えてくれない
自分で調べてみたが、本当に故人の財産を漏れなく調べられているか不安
平日は仕事があり、戸籍収集のために役所に行く時間がない
自分で戸籍収集や預金照会をしようと思ったが面倒でできなかった
自分に面識のない、異母（異父）の兄弟姉妹がいるらしいので調べたい
他の相続人が亡き母の遺言を持っているようだが見せてくれない

相続人・財産調査の重要性

当事務所では、遺産分割を始める際に必要となる「相続人の数」、「相続財産の額・種類」、「遺言の有無」を調査し、これを基にご依頼者様に最適な遺産分割の方針をご提案するサービスを提供しています。

費用は作業の内容により若干の変動がありますが、11万円（税込）～となっております。弁護士に交渉を依頼するか悩んでいる方や、まずは相続財産額を把握してから考えたい方に特におすすめです。ぜひご利用ください。

遺産をもらうためには相続人を確定しなくてはいけない

被相続人が遺言書を作成しておらず、相続人が複数いる場合には、遺産分割までの間、各相続人が法定相続分を受け取る権利があります。

遺産分割は各相続人の協議によって行われるのが原則であるため、まず相続人の範囲を確定させることが必要です。

相続人の範囲が確定しないまま遺産分割を行ってしまうと、その遺産分割が無効になり、再度遺産分割協議をやり直さなければならないといった面倒な事態が発生する可能性があります。

親族が亡くなったばかりでつらい時期にせっかく実施した遺産分割協議をやり直すのは悔しいことです。そのような無駄を避けるためにも、丁寧に相続人を調べることが重要です。

相続財産の調査を専門家に依頼するべき理由

遺産分割は、故人の財産を相続人で分ける手続きです。多くの方はプラスの財産をイメージしますが、実際には借金や住宅ローンなどのマイナスの財産も含まれます。これらの負債については、相続放棄をすることで債務をなくすことが可能ですが、申述期限は3か月以内と短く、期限を過ぎると相続放棄が難しくなります。そのため、相続財産の早急な調査が重要です。

また、不動産や株式などの資産は日々価値が変動しますし、預金額も生活に伴い変動します。「10年前に3000万円あった預金が、今は500万円になっていた」「再開発で土地の価格が急上昇し、昔は不要だった土地の権利が欲しくなった」などのご相談をよく受けます。このような場合、専門家による正確な調査が必要です。

日常生活の中でお金が使われているため、他の相続人による使い込みと思われていたものが、実は全て生活費だったということもしばしばあります。逆に、不明瞭な資金移動は専門家が調査すると明らかになることが多いです。相続財産に関して不安がある場合は、まず専門家による財産調査をお勧めします。

遺産分割の前に、遺産の種類や額、合理的な分割方法が明確になっていないと、相続人同士が思い込みで取り分を主張し合い、親族間のトラブルが発生しやすくなります。このタイミングで仲の良かった家族の縁が壊れることが多く、「遺産分割の話し合いが親族の罵り合いの場になった」「一家離散となり、親戚付き合いがなくなった」「信じていた兄弟にのけ者にされた」など、泣きながらご相談される方も少なくありません。

当事務所では、このようなご相談を数多く受けてきました。そのため、もっと早く弁護士に相談して正しい相続財産を把握し、妥当な遺産分割案を提示していれば、家族の縁が壊れることもなかったのにと心を痛めております。

こうした経験から、当事務所ではできるだけ早い段階での相続人・相続財産・遺言の調査をおすすめしています。相続によって家族の絆が切れないよう、サポートを提供しております。