依頼者情報
日の出市在住 70代女性(七女)
問題となっていた事柄
被相続人(五女)が死亡し、相続が発生したが、相続人が依頼者以外は全員関わりの浅い甥姪であった。
被相続人は独り身だったため、依頼者の自宅に居住していた。
財産に関して、手書きの遺言を何枚も残しており、財産は依頼者と依頼者の一人息子に全て渡すと記載されていた。
被相続人が死亡し、遺言書が出てきたが、遺言書が有効であるか不明であり、また、他の相続人の所在地も不明なため弁護士に依頼を行った。
争点
・何枚も残されている自筆証書遺言が有効かどうか
・他の相続人が、被相続人の財産を、依頼者と依頼者の息子が相続することに納得してくれるか
弁護士が介入した結果
・相続人調査を行い、依頼者を含めて16人の相続人がいることが判明した。
・検認の申立てを行った。
・相続人間で協議し、財産は、依頼者と依頼者の息子が相続をすることで納得を得た。
ポイント
被相続人には、頼れる専門家が近くにいなかったので、自筆証書遺言以外の手段をとることが出来なかった。
生前に公正証書遺言を残しておくことで、死後スムーズに遺産分割が進むので、遺言書を作成したいと考えた際は、相続に特化した専門家に相談することが望ましい。